小学6年生では、新しく191字の漢字を学習します。これらを習うことで、小学校6年間で学ぶ漢字は合計1,026字となり、小学校の学年別漢字配当表にある漢字をすべて学習することになります。
6年生では、「憲」「権」「論」「尊」など、社会の仕組みや人の考え方を表す漢字も登場します。漢字を正しく読み書きするだけでなく、文章の内容を理解したり、自分の考えを表現したりする力も求められます。
この記事では、小学6年生で新しく習う漢字191字を一覧表で紹介するとともに、小学校6年間の漢字学習を振り返る方法や、中学校に向けて身に付けておきたい力について解説します。
小学6年生で習う漢字は全部で191字
文部科学省の学年別漢字配当表では、小学6年生に191字の漢字が配当されています。小学1年生から6年生までに学ぶ漢字は、合計1,026字です。
6年生で習う漢字には、政治や社会、科学、生活に関わるものなどが含まれます。たとえば「憲法」「権利」「議論」「尊重」などの言葉は、社会科の学習や日常生活の中でも使われます。
小学6年生で追加される漢字191字の一覧
以下の表に掲載している漢字は、音読みを基準に五十音順で並べています。カッコ内には代表的な読み方を記載していますが、訓読みなどを含むため、表の並び順と一致しない場合があります。あらかじめご了承ください。
なお、掲載している読み方は一例です。漢字によっては、ほかにも音読みや訓読みがあります。
| 小学6年生で追加される漢字191字 | |||
|---|---|---|---|
| 胃(イ) | 異(イ) | 遺(イ) | 域(イキ) |
| 宇(ウ) | 映(エイ) | 延(エン) | 沿(エン) |
| 恩(オン) | 我(ガ) | 灰(はい) | 拡(カク) |
| 革(カク) | 閣(カク) | 割(わる) | 株(かぶ) |
| 干(カン) | 巻(カン) | 看(カン) | 簡(カン) |
| 危(キ) | 机(つくえ) | 揮(キ) | 貴(キ) |
| 疑(ギ) | 吸(キュウ) | 供(キョウ) | 胸(キョウ) |
| 郷(キョウ) | 勤(キン) | 筋(キン) | 系(ケイ) |
| 敬(ケイ) | 警(ケイ) | 劇(ゲキ) | 激(ゲキ) |
| 穴(あな) | 券(ケン) | 絹(ケン) | 権(ケン) |
| 憲(ケン) | 源(ゲン) | 厳(ゲン) | 己(コ) |
| 呼(コ) | 誤(ゴ) | 后(コウ) | 孝(コウ) |
| 皇(コウ) | 紅(コウ) | 降(コウ) | 鋼(コウ) |
| 刻(コク) | 穀(コク) | 骨(コツ) | 困(コン) |
| 砂(サ) | 座(ザ) | 済(サイ) | 裁(サイ) |
| 策(サク) | 冊(サツ) | 蚕(サン) | 至(シ) |
| 私(シ) | 姿(シ) | 視(シ) | 詞(シ) |
| 誌(シ) | 磁(ジ) | 射(シャ) | 捨(シャ) |
| 尺(シャク) | 若(ジャク) | 樹(ジュ) | 収(シュウ) |
| 宗(シュウ) | 就(シュウ) | 衆(シュウ) | 従(ジュウ) |
| 縦(ジュウ) | 縮(シュク) | 熟(ジュク) | 純(ジュン) |
| 処(ショ) | 署(ショ) | 諸(ショ) | 除(ジョ) |
| 承(ショウ) | 将(ショウ) | 傷(ショウ) | 障(ショウ) |
| 蒸(ジョウ) | 針(シン) | 仁(ジン) | 垂(スイ) |
| 推(スイ) | 寸(スン) | 盛(セイ) | 聖(セイ) |
| 誠(セイ) | 舌(した) | 宣(セン) | 専(セン) |
| 泉(セン) | 洗(セン) | 染(セン) | 銭(セン) |
| 善(ゼン) | 奏(ソウ) | 窓(ソウ) | 創(ソウ) |
| 装(ソウ) | 層(ソウ) | 操(ソウ) | 蔵(ゾウ) |
| 臓(ゾウ) | 存(ソン) | 尊(ソン) | 退(タイ) |
| 宅(タク) | 担(タン) | 探(タン) | 誕(タン) |
| 段(ダン) | 暖(ダン) | 値(チ) | 宙(チュウ) |
| 忠(チュウ) | 著(チョ) | 庁(チョウ) | 頂(チョウ) |
| 腸(チョウ) | 潮(チョウ) | 賃(チン) | 痛(ツウ) |
| 敵(テキ) | 展(テン) | 討(トウ) | 党(トウ) |
| 糖(トウ) | 届(とどける) | 難(ナン) | 乳(ニュウ) |
| 認(ニン) | 納(ノウ) | 脳(ノウ) | 派(ハ) |
| 拝(ハイ) | 背(ハイ) | 肺(ハイ) | 俳(ハイ) |
| 班(ハン) | 晩(バン) | 否(ヒ) | 批(ヒ) |
| 秘(ヒ) | 俵(ヒョウ) | 腹(フク) | 奮(フン) |
| 並(ならぶ) | 陛(ヘイ) | 閉(ヘイ) | 片(かた) |
| 補(ホ) | 暮(くらす) | 宝(ホウ) | 訪(ホウ) |
| 亡(ボウ) | 忘(ボウ) | 棒(ボウ) | 枚(マイ) |
| 幕(マク) | 密(ミツ) | 盟(メイ) | 模(モ) |
| 訳(ヤク) | 郵(ユウ) | 優(ユウ) | 預(ヨ) |
| 幼(ヨウ) | 欲(ヨク) | 翌(ヨク) | 乱(ラン) |
| 卵(ラン) | 覧(ラン) | 裏(うら) | 律(リツ) |
| 臨(リン) | 朗(ロウ) | 論(ロン) | |
※一覧は文部科学省の学年別漢字配当表に基づいています。漢字を習う順番は、学校や教科書によって異なります。
小学6年生では漢字を使って考えを伝える力が大切になる
6年生の漢字学習では、漢字を正しく書けることに加えて、自分の考えを文章にまとめたり、相手に分かりやすく説明したりする力が重要になります。
意見や理由を説明する言葉が増える
6年生では、話し合いや作文、社会科の学習などで、自分の意見とその理由を説明する機会が増えます。
たとえば「主張」「根拠」「議論」「推測」といった言葉を理解していると、自分の考えを整理するときに役立ちます。
- 主張:自分の意見や考えをはっきり述べること
- 根拠:考えや判断の理由となるもの
- 議論:ある問題について意見を出し合い、考えること
- 推測:分かっている情報をもとに、まだ分からないことを考えること
これらの言葉には、6年生で習う漢字だけでなく、これまでに学んだ漢字も使われています。新しい漢字を覚える際には、既習漢字との組み合わせにも注目しましょう。
同じ漢字でも文脈によって意味が変わる
漢字を含む言葉は、使われる場面によって意味が変わることがあります。
たとえば「収める」という言葉には、「品物を箱に収める」「成果を収める」など、異なる使い方があります。
また、「納める」は「税金を納める」「代金を納める」のように使われます。
どちらも「おさめる」と読みますが、文章の意味に応じて漢字を選ぶ必要があります。こうした使い分けは、作文や国語のテストでも意識したいポイントです。
小学校6年間で習う漢字は全部で1026字
小学6年生までに習う漢字は、合計1,026字です。ここまでの学習を振り返ると、学年が上がるにつれて、漢字の数だけでなく、使われる言葉や文章の内容も変化してきたことが分かります。
学年別に習う漢字の数
| 学年 | 新しく習う漢字 | 累計 |
|---|---|---|
| 小学1年生 | 80字 | 80字 |
| 小学2年生 | 160字 | 240字 |
| 小学3年生 | 200字 | 440字 |
| 小学4年生 | 202字 | 642字 |
| 小学5年生 | 193字 | 835字 |
| 小学6年生 | 191字 | 1,026字 |
1年生では身近な物や自然を表す漢字から学び始め、学年が進むにつれて、社会や科学、考え方などを表す漢字も増えていきます。
小学校の漢字学習を振り返る際には、単に1,026字を覚えたかどうかだけでなく、それらを使った言葉を理解できるか、文章の中で正しく使えるかも確認してみましょう。
1年生から5年生までの漢字一覧も確認しよう
6年生の漢字が難しく感じられる場合は、以前の学年で習った漢字を十分に理解できていないことも考えられます。
学年別の漢字一覧を活用すれば、どの学年の漢字でつまずいているのかを確認しやすくなります。
すべての学年を最初からやり直す必要はありません。苦手な漢字や間違えやすい言葉を見つけて、必要な部分から確認していきましょう。
小学校の漢字を総復習するときの3つの確認ポイント
6年間で学んだ漢字を総復習する場合は、単純に書き取り問題を繰り返すだけでなく、どのような力が身に付いているかを確認することが大切です。
1. 文章を読んで意味を理解できるか
漢字を一文字ずつ読めても、熟語や文章の意味を理解できなければ、国語の読解問題やほかの教科の学習で困ることがあります。
たとえば「環境を保護する」という文章では、「環境」「保護」という言葉の意味が分かることで、何について述べているのかを理解できます。
漢字の総復習では、教科書や本に出てきた文章を読み、意味が分からない言葉を調べる方法も効果的です。
2. 自分の考えを漢字を使って書けるか
6年生では、作文や意見文などを書く機会があります。知っている漢字でも、自分で文章を書くときには思い出せないことがあります。
たとえば、学校行事の感想を書くときに「協力」「努力」「達成」「感謝」といった言葉を使えると、経験したことや自分の気持ちをより具体的に伝えられます。
日記や短い作文などを通して、習った漢字を自分で使う機会を作ってみましょう。
3. 読める漢字と書ける漢字の違いを確認する
漢字の学習では、読めるけれど書けない漢字や、書けるけれど意味を十分に理解していない言葉が見つかることがあります。
総復習の際には、読み取り問題と書き取り問題の両方に取り組み、どちらが苦手なのかを確認しましょう。
読み取りが苦手な場合は熟語や文章の中で読み方を確認し、書き取りが苦手な場合は正しい字形を確認しながら練習するなど、課題に合わせて学習することが大切です。
中学校の漢字学習に向けて準備しておきたいこと
小学校で1,026字の漢字を学んだ後も、中学校では新しい漢字や熟語を学習します。小学校の漢字をすべて完璧に覚え直そうとするよりも、これまでに身に付けた知識を活用できる状態にしておくことが重要です。
中学校ではさらに多くの漢字や熟語を学ぶ
中学校では、小学校で習った漢字に加えて、常用漢字のうち小学校で配当されていない漢字などを学びます。
また、漢字そのものだけでなく、熟語の構成や言葉の意味、文章の中での使い方など、より幅広い語彙の学習が必要になります。
小学校で習った漢字の読み書きに不安がある場合は、卒業までに苦手な部分を確認しておくと、中学校の学習に取り組みやすくなります。
分からない言葉を自分で調べる習慣を付ける
中学校では、教科書や資料に登場する言葉も難しくなります。分からない漢字や熟語に出会ったとき、自分で辞書などを使って調べる習慣があると役立ちます。
意味を調べるだけでなく、例文や似た意味の言葉も確認すると、語彙を広げることにつながります。
小学校の漢字学習を終える段階で、こうした学び方を身に付けておくことも大切です。
AI STUDY漢字で小学校の漢字1026字を総復習
小学6年生では、新しく習う191字の学習と並行して、これまでの学年で習った漢字も振り返っておきたいところです。
AI STUDY漢字は、小学1年生から6年生までの漢字学習に対応した学習サービスです。
画面に漢字を書いて回答する形式で、毎日10問の練習に取り組めます。間違えた漢字は記録されるため、苦手な問題を確認しながら復習することができます。
6年生で習う漢字はもちろん、以前の学年で学習した漢字を振り返る際にも活用できます。
小学校の漢字学習の総仕上げとして、日々の練習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ|小学6年生の漢字191字で小学校の漢字学習が完成
小学6年生では、新しく191字の漢字を学習します。これにより、小学校6年間で習う漢字は合計1,026字となります。
小学校の漢字学習は、1年生で習う基本的な漢字から始まり、学年が進むにつれて、社会や科学、人の考え方などを表す漢字へと広がっていきます。
6年生では、漢字を正しく読み書きすることに加えて、文章の意味を理解し、自分の考えを適切な言葉で表現することも大切です。
これまでの学年別漢字一覧も活用しながら、苦手な漢字を確認し、小学校6年間の学習を振り返ってみましょう。
小学校で身に付けた1,026字の漢字は、中学校で新しい言葉や知識を学ぶための大切な土台になります。卒業までの時間を活用して、無理のないペースで総復習を進めていきましょう。